文化八年(1811年)正月、現在の山形県南陽市に初代「庄六」が菓子屋を起こして以来、200年を超える長い歳月を重ねてまいりました。山形の女王「ラ・フランス」 ほんのひと時しかない「旬」の「香」。それを一年中、お客様に届けたい。これまでのゼリーとは違う、感動を与えるお菓子を作りたい。そんな想いで、開発を開始したのは昭和61年。
食べごろ迎えたラ・フランスは、そのとろける食感ゆえ、加工が難しく、最初はペースト状に加工し挑戦した。しかし、それでは高級果物であるラ・フランスの食感が失われてしまう。そこで、ラ・フランスの形をそのまま利用し、贅沢に四分の一にカットしゼリーに入れ、ラ・フランス味覚を邪魔しないために、ゼリーはあえて絡めるだけという方法を取りました。
しかし、合うものが見つからない。そこで県産のものを、というこだわりを捨て、フランスボルドー産のワインを使用すると、ワインの渋みとラ・フランスの香が見事なハーモニーを醸し出すことができた。こうして3年という開発期間を掛けて、山形旬香菓は完成しました。
あれから30年近く経ち、さくらんぼと白桃という家族も増え、旬香菓はいまもたくさんの人々の笑顔を繋いでいます。
山形県山形市に本店と工場があります。直営店は山形県内に十数店舗あります。山形には四季の移ろいが豊かで豊穣の大地はいつも人々に安らぎを与えてくれるような場所です。故郷山形で生かされているものとして「地産地消」を軸とし、生産農家と一緒に手を携えてよりおいしく、安全安心な素材を求め、たくさんの人々に感動を与える菓子を創りたいと考えてきました。杵屋本店では、山形県産の農産物にこだわり、菓子作りを行っています。
食べて下さる方の笑顔を想いうかべながら作っています。製造の仕事は一瞬たりとも気が抜けないので毎日本当に大変ですが、食べて下さる方はどんな人なんだろう、このお菓子で笑顔になってくれるといいなぁと思いながら日々頑張っています。
昔は秋にしか食べることができなかった高級果物ラ・フランスですが、この旬香菓で季節を問わずいつでも旬の美味しさを味わっていただけるようになりました。美味しかった、また食べたい、その言葉を励みに真心を込めて作っています。
ラ・フランス生産農家では1年中、ラ・フランスと共に生きています。品質と収穫量を決める枝の剪定作業は、雪深い冬のうちにはじまり、枝についた雪や氷を手稲に払って出だが折れるの防ぎ、春になるとつぼみの間引き、収穫時期の見極めは特に難しく満開日からの日数や糖の量を測定して判断しています。収穫した果実は1~3度で10日以上しっかりと予冷してはじめて出荷できます。本当に美味しいラ・フランスを皆様にお届けできるよう励んでいます。
ラ・フランスゼリー
山形の果実の女王「ラ・フランス」見極めが難しい完熟のタイミングで加工をし、最高の美味しさのまま絹のようなゼリーで包み込みました。1/4に職人が手切りしてゴロリと入った果実が好評です。最高賞の名誉総裁賞を受賞した山形の銘菓です。
さくらんぼゼリー
さくらんぼといえば山形。ビタミンC、ミネラル豊富な、小さくて可憐な果物です。数ある品種のなかでも甘味と酸味の程よい「ナポレオン」を使用。中でも粒の大きいものを厳選し、なめらかゼリーに初夏の旬、おいしさと香りを包んでいます。
白桃ゼリー
山形が育んだ桃のおいしさは、まろやかな甘味と柔らかさ、そしてのど越しの良さ。上品なおいしさをたっぷりと、お召し上がりください。
厳選素材
山形県で大正時代から栽培されているラ・フランスは現在、全国の8割ほど生産しており追熟を経た果肉は芳醇な香りとなめらかさがあり舌の上でとろけるようで、まさに果物の女王と呼ぶにふさわしい味わいです。
プロが見極めた完熟果実を特殊技術で加工
ラ・フランスは“もぎたてを食べる”果物ではありません。収穫後に一定期間寝かせる追熟をしてやっと美味しい果物になります。当社では特殊な技術で直ちに生のまま缶詰加工して果実の完熟状態を閉じ込めて美味しさを維持しています。
安心と安全
旬香菓は食品添加物を一切使用しておりません。それでも賞味期限が150日もあるのは、空気を通しにくい特殊な5層構造の容器を使っているからです。いつでもお好きな時に完熟した高貴な味わいをお楽しみいただけます。
大きい果実
ごろごろとした果物が入っていて贅沢なゼリーです。
食べやすい
つるつると口の中に入っていくゼリーに絶妙な果実が美味しい。
可愛いパッケージ
1つずつ可愛らしい小包に入っていて、お土産や贈り物にも喜ばれます。
ぷるぷる
ゼリーがぷるぷるとしていて、ごろっと入っている果物、上品な甘さで美味しいです。
【会社名】株式会社杵屋本店
【所在地】山形県上山市弁天2-3-12
【創 業】1811年
【W e b 】公式サイト