明治28年に創業、せんべいの伝統を守り110年。新しいもの好きだった初代の赤間隆弘がエビ入りのせんべいで店をはじめました。当時は、今のようにカルシウムがどうとか自然食という考えはなく、ただおいしいからエビをいれたのが始まりです。
屋号の十一は「十のうち一つだけもうかればいい」という心意です。時代は常に新しいものを要求するが、これがうまいという人がいる限り新しいものには手を出さない。いつまでも「本物のせんべい」の味を守り続けてまいります。
茨城県筑西市に店舗があります。お店のみでの販売でして、毎朝の天候・気温によってせんべいを焼けない日もあるため、お越しのさいはお電話でご確認ください。なお、お電話での注文も受け付けております。
いろんな商品を作ると味を守れない。不器用だから、ただ一つのものを一生懸命つくるだけ。作業は重労働、仕事がはじまるのは早朝の午前3時半ごろ、コメを研いで粉にし、熱湯で練って蒸します。その後、サクラエビを入れて形を作り、天日で5時間かけ乾燥させます。しょうゆをつけて「炭火」で焼きますが、その日の天候や気温によって生地の状態が変わり、焼き加減が変わるので、長年お疲れ様です。勘だけを頼りに焼き上げます。
一口ほお張るとふんわりとした食感にしょうゆの香ばしさと駿河湾産の桜海老のほのかな香りが口の中に広がります。味には自信があります。十一屋さんのえびせんとして旧下館市内ではお中元などに欠かせないという人も多くいます。
材料はコメとしょうゆとサクラエビだけ。混じり物は一切ない。材料にはこだわりをもって作っています。コメは地元茨城米と栃木米のブランド。しょうゆは大手メーカーの最高級品、エビは駿河湾産のサクラエビしか使用しません。サクラエビは漁獲が少ないと値段が高騰し、お米より高くなることもありますが、味が落ちるため外国産などの他のエビは絶対に使わないと頑固に守りぬいてきました。
美味しい
一口目の控えめな味わいが、すーっと口の中にせんべいのうま味が広がっていきます。
こだわりの桜海老
駿河湾の国産サクラエビにこだわり続けており、原料もシンプル、子どもも祖父母も安心、美味しく食べています。
リピート
筑西市の近くへ行くときは、必ず営業しているかお店に立ち寄っています。休みや売り切れということもしばしばありますが、販売していると嬉しくなり、いつも自宅用とお土産用に買って帰ります。
お土産に好評
おじいちゃんへのお土産に買っていきましたが、おいしいと喜んでくれました。
香ばしいうまさ
炭火焼の香ばしさと桜海老の香ばしさがたまらないです。
【会社名】十一屋商店
【所在地】茨城県筑西市東町乙665
【創 業】明治28年
【営 業】8時~19時 定休日:不定休 ※天候により焼けない日もあります